22. クロス職人用語 / 押し入れデビュー



どんな仕事も、「最初」があります。

クロス施工の職人の場合、はじめて壁紙を貼る場所は、「押し入れ」です。

親方によっては、リビングの中央の簡単な一枚から・・、ということも

あるようですが、大抵は、押し入れから。理由はふたつ



クレームがもっとも少ない場所で、クロス施工の基本が全部あるから。

偉そうにしている親方、先輩たちも、みんな、押し入れからスタートしています。

狭い押入れの中で、ごそごそと、悪戦苦闘してきました。

サンダーかけなどの雑仕事とよばれる作業から、ようやく、クロスを

貼らせてもらえるようなると、まずは、押し入れの中です。


クロス職人は、外から見えない所で、地味に「新人デビュー」しています。





21. クロス職人用語 / サンダーかけ




壁紙をきれいに貼るために、パテ、とよばれる補修材で、

壁の下地を平らにします。さらに、そのパテの表面をなめらにするために、

サンドペーパーでこすります。

この作業を、サンダーかけ、といいまして、作業中は、パテの細かい粉が

全身に降ってきます。サンダーかけ は、下っ端の小僧とよばれる、

新入りの仕事で、彼らは、歩くたびに、パテの粉が舞い散り、

全身から、まるでオーラのようにパテの粉がたなびいています。


シンデレラというのは、「灰かむり」、という意味だそうですが、

クロス職人の小僧時代は、全身、パテの粉だらけの「パテかむり」。


右も左もわからないころパテの粉にむせながらのサンダーかけは、

クロス職人の、最初の辛い作業です。


建築現場で、薄化粧をしたような顔の職人さんをみたら、

パテ・オーラ王子様・・・」と、温かい気持ちで応援してあげてください。


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